「オオタニなんていらない」“真美子夫人お気に入り”のチャントに大谷翔平が笑顔の神対応「家庭内では言われないように努めたい」 10/27(月) 14:40配信THE DIGEST 現地10月26日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、翌日に行なわれるトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第3戦を前に記者会見に出席。敵地ロジャース・センターで受けた「オオタニなんていらない」の大合唱について言及した。 ドジャースはブルージェイズとの第1戦で4対11と大敗を喫した。この日、1番・指名打者で先発出場した大谷は7回の第4打席でWS初となる2ラン本塁打をマーク。9回の第5打席では敵地ファンから「お前なんていらない」「オオタニは必要ない」といった痛烈なヤジが球場に響き渡った。・翔平はヤジに対してすごくいい態度を取ってると思う。あのチャントは意地悪というより面白かった。野球ファンなら大谷をリスペクトせずにはいられない。好きじゃなくてもね。もちろん彼抜きで勝ちたいけど、チームに迎え入れられるならすぐにでも欲しいと思うし、誰だってそうだと思う。今日本にいるけど、どこへ行っても毎日彼の顔を見かける。不安なんて感じてないし、ヤジなんか気にしてないと思う。むしろ日本人は情熱的なファンを尊敬するんじゃないかな。ブルージェイズの帽子をかぶってるから、日本でドジャースファンとよく出会うんだけど、みんな野球の話ができて嬉しそう。大谷や山本、ムーキー、フリーマンみたいな選手は好きだけど、チームは嫌いで負けてほしいって言うと、みんな笑って「頑張ってね」って言ってくれる。スポーツはお互いに悪意のない軽いちょっかいを出し合うくらいが一番楽しいと思う。
・ヨーロッパのいくつかの国のサッカーと比べるとすごいよな。あっちは選手の弱点や自尊心を攻撃するために独自のチャントを作るんだから。
・↑ヨーロッパ人は自分たちのスポーツ文化を誇りに思ってるけど、実際はその半分が酔っ払いの暴力、差別、そして選手を本気で侮辱するような悪意だらけ。アメリカのスポーツ文化のほうが本当に健全だよ。あっちで彼らが言ってることの半分でも言ったら、味方のファンでさえセキュリティ呼ぶと思う。
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・ヨーロッパのサッカー連盟が、黒人選手がボールを持ったときに観客が猿の鳴きまねをしてても知らんぷりしてたの、そんなに昔の話じゃない。今でもヨーロッパでは起きてる。
・今年の初め、敵地でファンがジャレン・デュランのメンタルヘルスをヤジったとき、周りの観客が半分くらいそいつに詰め寄ろうとしてた。
・イタリアのリーグでは週に一度はそういうことが起きてる気がする。
・イタリアとスペインでは今でもそういうのが本当に多い。
・相手チームのファンが国境を出るときに待ち伏せして殴った事件があったって友達に聞いたことがある。
・試合のせいでケンカや暴行が多すぎて、警察が対応しきれないから、敵チームのファンの観戦を禁止することもあるらしい。マジで狂ってる。
・アメリカのスポーツ観戦だと、酔っ払うのがもっと難しいってのもあると思う。酔っ払っても、帰るのにお金がかかるか、命がけになる。
・イギリスのサッカーの試合ではスタンドで酒を飲めないんだよな。
・花火を打ち上げるのも禁止だけど、実際にはやってるのを何度も見たことある。
・彼らは常に「10セントビールナイト」状態で生きてる感じだな。
・日本のファンの中には、裏では結構辛辣な人たちもいるって知られてない。「お前なんかいらない」なんてチャントは、19歳のときに「二刀流なんて目立ちたがりだ」って匿名掲示板で叩かれてた頃に比べたら全然平気だろう。バットの調子が悪かっただけで「投手に専念しろ」って日本のメディアやネットに書かれてたしな。
・去年、四国の田舎に行ったときに似たようなことがあった。昼飯食ってたらおじいさんが笑顔で「オオタニ!」って話しかけてきて、俺が「ジャイアンツファン!」って返したら笑い合った。文化やライバル関係を越えたいい瞬間だった。
・ファン同士の軽口がそういう感じなら、本当に最高だよな。
・敵チームのファン同士でも最低限のリスペクトがあると、ずっと気分がいい。俺はドジャースファンだけど、ブルージェイズも好きだし、最初の2試合はすごく見応えがある。だけど昔レッドソックスファンだった頃、ヤンキースを憎むのは興奮と苦痛が入り混じってたな。たぶん今「みんなに嫌われてるチーム」を応援してることにまだ慣れてないだけかも。トミー・ラソーダの家の近くで育った自分が悪い。
・ティム・ウォラックは一番好きなエクスポ選手だったのに、ドジャースのユニフォーム姿のサインカードを持ってるのがちょっとつらい。シーズン初めに妻の大学の関係でボストンに住んでたけど、フェンウェイの近くではブルージェイズの格好してると「ヤンキースは最悪!」があいさつ代わりみたいで面白かった。ドジャースが町に来たとき、ラソーダがフラッパーズ・ベースボールキャンプに顔を出してくれたのも最高の思い出だった。
・↑ウォラックは俺が野球を見始めたころドジャースにいた。遅すぎて家族で「氷河」って呼んでたけど、好きな選手だった。
・日本のファンが「トロントがスーパー・チームに勝てると思ってるんだ、かわいい」って内心で思ってるところが想像できる。
・日本の放送はゲレーロをすごく盛り上げてるし、大谷と笑い合ってる映像をよく流してる。こっちのファンも今じゃみんなゲレーロが好きになってる。ベストフレンド!
・去年は誰も聞きたがらなかったけど、今でも真実だと思う。大谷がドジャースに入って超スターになったことが、結果的に他の選手たちもスターになるきっかけになった。プラットフォーム全体が大きくなれば、そこで活躍する選手たちも一緒に有名になる。マイケル・ジョーダンも自分やブルズだけを有名にしたわけじゃなく、バスケそのものを巨大にしたから、彼と同時代の選手たちも多くの人に知られるようになった。
・日本市場が選手たちにとってどれだけ重要か、みんなわかってないと思う。今日本からこれを書いてるけど、それでも彼がうちのチームにいないのは悔しい。第6戦で「いらないよ」チャントをやるのはその気持ちも含めてだな。
・日本市場だけじゃなくて、アメリカでも視聴率上がってるよ。
・もし大谷がトロントに入ってたら、「O’tani」って背番号入りのブルージェイズのユニ作る準備してたわ。
・ほぼ「ゲレーロJr.対ショウヘイ」みたいな構図になってて笑える。でも実際、あの2人は仲良くて、すごくお互いを尊敬してる。
・大好きだ、ほんとに。
・あのコメント最高。普段は翔平とウィル(通訳)が英語での受け答えをできるだけ無難にしてるけど、たまに素の面白さが出て名言が生まれる。あのチャントも面白かったしね。スプリンガーは今週あんなユーモアある歓迎されないだろうな。MLBは翔平がいて本当に幸運だよ。ドジャースファンはリーグで一番贅沢な存在だ(とはいえマッコート時代とか最近の辛い時期を乗り越えたんだから、多少は許されると思うけど)。
・大谷には何も悪いことしてないから、創造的で楽しいヤジができるんだよな。ドジャースファンがスプリンガーを嫌うのは、そういう軽いノリじゃない。
・「いらないよ」なんてチャントされるのは、彼がそこにサインしなかったのがよっぽど悔しいんだろう。大谷は最初からトロントに行くなんて一言も言ってなかったのに、変な報道の被害者だった。
・妻にそう言われると嬉しいって気持ち、わかる。
・俺も大谷の奥さんにそう言われたい。
・自分の妻が「大谷なんていらない」って言ったら、心が砕けると思う。