イチロー、ローズの口撃は認めてくれた証?「正直ちょっとうれしかった」 2016.07.04 日米通算安打を認めぬ“安打王”が自己防衛する姿に「僕を認めてくれたと思った」 メジャー通算3000安打の金字塔まで残り「11」本と迫ったマーリンズのイチロー外野手。長いメジャーの歴史を紐解いてみても、わずか29人しか達したことのない偉業に一歩一歩近づいている。6月15日パドレス戦で日米通算4257安打とし、ピート・ローズの持つメジャー歴代最多安打4256本を超えた時は、どちらが真の安打王かという議論が沸騰。ローズは一貫して日米通算安打を認めない姿勢を貫いたが、この反応を見たイチローは「正直ちょっとうれしかった」と明かしたと、米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」電子版が伝えている。
アメリカに来て16年間で感じたのは、こっちでは誰かが自分より下にいるとき、単に数字だけじゃなくて全体的に「格下」だと思われてるうちは、けっこう持ち上げてもらえるんだよね。でも、同じレベルになったり、もしかしたらそれ以上になったりすると、一気に攻撃モードになる。もう前ほど応援してくれなくなるんだよ。 今回、まさにそれを感じたよ。
・この現象はめちゃくちゃ広がってる。スポーツをやったことがない人の間でもそうだ。自分が観ていた偉大な選手を超えてほしくない、っていう気持ちもある。レブロンに対する今も続くヘイトを見ればわかるだろう。 俺はずっと、これは自分の死を意識することや、時代が自分を置いていくことへの不安が関係してるんじゃないかと思ってた。
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・↑正直、その理由の一部は、レブロン(や他の偉大な選手)が長年リーグにいるせいでもあると思う。彼はリーグの半分以上のチームに痛い目を見せてきたからな。俺は記録のせいでレブロンを嫌ってるわけじゃない。セルティックスファンとして、他に嫌う理由はいくらでもある! 逆に言えば、イチローがこういう風に嫌われなかったのは大きなアドバンテージだったかもな。マイク・トラウトも同じ。イチローやトラウトを嫌うファンなんているか?
・↑でもトラウトとレブロンを比べるのはちょっと違う気がする。レブロンは「その世代で一番の選手」ってだけじゃなくて、GOAT(史上最高)の議論に入るレベルだからな。 もしトラウトがずっと健康で活躍し続けて、ベーブ・ルースの記録に挑戦するくらいになったら、間違いなくアンチも増えると思うぞ。
・↑一方で、もしトラウトが全く同じキャリアとレギュラーシーズンの成績を持っていて、なおかつ成功したチームやビッグマーケットの球団に所属してたら、今よりずっと嫌われてただろうな。
・たぶんアルテ・モレノ(※エンゼルスのオーナー)がそう思ってるな。
・これが普通だよな。俺たちは社会的な生き物だから、自然と社会的地位を失うことを恐れる。誰だって、自分より若くて優秀なやつに取って代わられたくないもんな。 それで自分の名声や富が減ることになるし。
・これはアメリカ特有の話じゃないよな。王貞治が「ホームラン打たれすぎるのを嫌がる態度」を見ればわかる。
・「みんな、お前が成功するのは応援する。でも、自分より成功するのは嫌なんだよな!」
・子供の頃、ハーシュハイザーがドライスデールの連続無失点記録に迫ってた時の映像を覚えてる。実況が「ドライスデールはこの記録を破られるのを応援してるのか?」みたいな話をしてて、誰かが「冗談だろ?無理に決まってる。記録に名前を残したいのは、自分か他人か、どっちだと思う?」って言ってたんだよな。
・↑ドライスデールは当時ドジャースの試合の実況をやってたし、実際にオーレルが記録を破った試合も実況してたよ。
・確か、その映像はドライスデールがオーレルを祝福してる場面だったから、あの話をしてたのは他の実況者たちだったんだろうな。
・記録を奪われて、その後は仕事まで奪われたな。
・その次に奥さんも奪われた。
・で、最後は心臓発作の原因にもなったのか?
・競争相手や脅威と見なされないうちは応援するけど、いざ「こいつ、自分と同じことか、それ以上のことができるぞ」と気づいたら、一気に現実味を帯びてくるんだよな。
・イチローがアメリカで16年プレーした頃には、ピート・ローズにとって「若すぎて寝れない年齢」になってたな。
・この記録の言い回し、どうも好きになれないんだよな…。ローズは4,683本のプロ通算安打、イチローは4,367本(その次がコブの4,355本)。 確かに1960年のNYペンリーグと日本のプロ野球には違いがあるけど、どっちもプロリーグには変わりないんだからさ。
・細かい話だけど、マイナーリーグも含めるならイチローは4,523本打ってるぞ。日本のマイナーリーグで2年間プレーしてるから(BRefには載ってないけど)。 とはいえ、最終的な順位には影響しないけどな。
・「プロの記録」って呼ぶのがそもそもズレてる気がする。イチローが持ってるのは何かの「記録」ってより、「もし彼がキャリア全てをアメリカで過ごしていたら、もしかしたら記録を塗り替えていたかもしれない」っていう話なんだよな。 ピート・ローズが引退した時には「絶対に破られない」って思われてた記録だったわけだし。
・この言い回しがあるからこそ、こんな議論が起こるんだよな。「プロの記録」って言うなら、プロとしてプレーされたすべてのリーグを含める必要があるわけで、普通はマイナーリーグは入らないし、リーグ間の比較ってそもそも無意味な議論になりがちだし。 プロの記録として扱うのは別にいいけど、MLBの記録、つまり「MLBの試合で打った安打数」の方が実際の価値を持つべきだと思う。記録を単なるテクニカルな話で書き換えるのは馬鹿げてるし、本来はもっとシンプルであるべきなんだよ。
・そうそう、しかもこの記事は別にそんな主張してないんだよな。それをスレ主が勝手に編集で付け足しただけ。 多分うっかりやっちゃったんだろうけど、こういう勘違いってよくあるし、マイナーリーガーに対して失礼な気もするんだよな。
・イチローはマジで外さないよな。
・ローズはクソだったし、イチローはよくやったよ。
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